- 白金ナノ粒子とはなんでしょうか?
- 白金という金属原子が数十から数百個程度集まった、直径1nmから10nm平均4nmのとても小さい粒子です。一般には白金を含めた金属ナノ粒子の安定には金属結合によって粒径が大きくなってしまうなどの難しい点が多いです。
- 白金ナノ粒子は何個含まれていますか?
- 1リットル中に100億個以上です。白金ナノ粒子の大きさは1nm~10nmで平均が4nmとなります。実際はナノ単位の粒子は見えませんが、金属ナノ粒子特有の効果で溶液に色を付ける効果があります。得られる色は一般の白ではなく、黄色や赤に近い色が出ます。この原因はナノサイズの小さな金属の表面を移動する自由電子です。その自由電子に光が当たることで、通常は起こらない色が出てくるのです。逆を言えば溶液に色があるということは、小さな粒子が溶液内に多く分散しているということになります。
- なぜ効果があるのでしょうか?
- 詳しいメカニズムはわかっていません。白金には触媒効果、抗酸化作用があり、ナノ粒子化して表面積が増大することは一般で知られています。考えられる現象としては表面積が増加して触媒効果、抗酸化作用が高くなり、菌やウイルスを減らしているなどがあります。
- 洗っても取れないのはなぜでしょうか?
- 白金ナノ粒子が見えない細かい隙間に入り込んでいるためです。取る方法としたら、同じナノサイズのもので掻き出すか、塗布された側を溶解等の変形させない限り取れません。つまりそのようなナノサイズの穴に詰め込んだ状態となるので、取れないのです。
- どのくらいの期間、効果は持続しますか?
- 調べていません。高校に施工してから3年間経っても消臭効果が持続しています。また、50回洗濯しても抗菌効果が持続していることから長期間の効果の持続は見込めます。その長期間とはどのくらいのことを指すのかは現状では時間が経って効果がなくなった例が報告されていないのでわかりません。
- 何に使用出来ますか?
- 1~10nmの粒子が入り込む隙間があればどこでも大丈夫です。洋服などの繊維などに比べて、タイルやプラスチックは水を吸収しないので、乾燥に時間がかかります。水分が表面に残っていると、流れる又はふき取ることで水分と一緒に白金ナノ粒子が離れてしまうので必ず一度乾燥させてください。
- どのように使えば良いのでしょうか?
- 水滴は小さいほうが乾燥しやすいので、塗布面に対してノズルを少し(30cm程度)離して、移動させながら全面を覆うように塗布してください。塗布された水滴が小さいほど乾きが早く、効果も得られやすくなります。逆に水滴が大きくなると、白金粒子が一部に重なりやすくなり、効果が出にくくなります。
- どれくらいの量を吹き付ければいいのでしょうか?
- 40cm×40cmに対して2プッシュ(1.6ml)が適量です。重ね掛けしても効果はあまり変わりません。逆にこれ以上少ないと効果が得られない可能性があります。これは実際に同じ大きさの部屋で実験した結果で得られたもので、この量未満になると、急激に消臭効果が得られませんでした。
- 吹き付ける量によって、持続する効果も違いますか?
- 変わりません。効果が出るのは菌や臭いの元が白金ナノ粒子に触れたときなので、重なってくると下のほうは菌に触れることなく効果も発揮できません。つまり重ね掛けしても効果は変わりません。
- 吹き付けすぎて、かゆみやかぶれなどが出るといったことはありますか?
- 在のところ、そういったクレームは報告されていません。
- スプレーした液体で色が変わることがありますか?
- 現在ではそういった例はありません。基本的に白金ナノ粒子溶液に色がついているのは、液中のナノ粒子の光の反射に原因があります。それは白金が色素のような色を与えるような成分ではないため、液体から飛び出た段階でその色の効果はなくなるので問題ありません。そもそもナノ粒子単体は肉眼(分解能10μm)では見えません。
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